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①アダルトチルドレンと宗教性

今日は、アダルトチルドレンという考え方について書きます。

 アダルトチルドレンは10年以上前からあるので、有名ですし、ご存知の方も多いと思います。最近では「毒親」という言葉もメディアで多く耳にするようになりました。

 

今回私が書きたいのは、こうした概念の裏の側面についてです。

まず、「アダルトチルドレン」というのは人によって解釈が違っていて定義が曖昧です。はじめのうちは、「アルコール依存症のいる家族」というように限定的だったようですが、いまでは、酷いことを言われた、私のすべてを受け入れてくれなかった、などのように「なんでもあり」のような状態になっています。

「私がそうだと信じたらそうだ」つまり、アダルトチルドレンというものがこの世界で本当にあって、それを私が見つけた、のではなく、私がアダルトチルドレンを信じたから私がアダルトチルドレンなのだ、といえてしまうのではないかということです。それは、私は神を信じるからクリスチャンなのだとか、仏に帰依するから私は仏教となのだという言い方と似ていると思います。なので、善意でやっているカウンセラーや、自助グループも一歩間違えばカルト教団のような様相をみせる可能性もあるということです。