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①お寺に滞在した

仏教の伝統で"出家があります。これは世俗との縁を打ち切って教団へ入る、というものです。

仏教では渇愛は煩悩だと考えます。心身を悩ます汚れのことです。例えば、必要以上に贅沢がしたい、みんなから認められたい、というのは煩悩です。馴染みのない考え方ですが、自分の娘・息子を他の子どもよりも有利にさせたいと考えるお母さんの無限の愛も煩悩です。なぜなら自分の娘、息子が自分の意に反してニートになってしまったら悩むからです。

では、なにが正しい愛かというと、生きとし生きるものへの愛がそれです。自分の娘にも、隣の家の息子にも、遠い国に住んでる知らない子どもにも、同じように愛する愛です。こんなことは凡人には無理です。だから出家し、いったん自分の愛するものを捨て去るのです。