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「役割が欲しいんです。」

―どうして?

「役割がないと、私が誰だかわからないんです。」

―派遣やバイトじゃダメなのかい?

「それはほんの一部でしかないんです。私が誰だか、わかりません。」

―あなたは派遣さんじゃないか。それがあなただよ。それに、薄給で、欲しい時だけ働いてくれるなんて、世間の役に立ってるじゃないか。大事な役割さ。

「私は成長しているんでしょうか。私はただ、古くなっているだけなような気がするんです。成長なくして歳を重ねるのは、モノと同じです。」

―そんなことはないさ。子どもを産めばその子が成長してくれる。その子と一緒に成長すればいいのさ。

「<私>は捨てなければならないのでしょうか。私は、<母>という役割ではなく、私のことを一言で説明できるような役割が欲しいんです。
そして、<みんな>に許して欲しいんです。
私が<みんな>とは違っているということを。もう、どうしてどうしてと問い詰められたくないんです。」

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