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②アダルトチルドレンと虚偽記憶

「人間の記憶は正確か」についてです。アダルトチルドレンの根幹をなしているのは「幼児期の記憶」だと思います。この母親や父親(特に母親)からの働きかけが幼児期の記憶が人格の形成に重大な役割を果たしてきたという考えは、フロイトの理論やハーロウのアカゲザルの実験、ボウルビィの愛着理論などなど、昔ながらの心理学によって裏付けられています。しかし、ここ20年くらいで盛んになってきた認知心理学では、人間の記憶は非常にあいまいで、あとから簡単につくられてしまうということがわかってきました。アメリカでは、虐待に関する裁判が多発し社会問題になったそうです。こうしたつくられた偽りの記憶を虚偽記憶といいます。